ようやく入国後講習を行う事ができました

3月の水際対策緩和で、留学生、技能実習生の入国制限も緩和されました。

以前から気になっていた技能実習生さんたちが、やっと日本に入国できることになりました。

入国した皆様と入国後講習でお会いすることが出来ました。

 


入国後講習の再開

2021年は外国人の入国が大変厳しい状況が続いていました。
予定していた留学生や技能実習生の入国も、大幅に遅れたり、キャンセルになったり。皆様が無事に入国できることを祈る日々でした。

4月、技能実習生さんたちが入国。今回の技能実習生さんたちは、前回の技能実習生さん入国から1年以上経っての入国でした。無事に入国され安心しました。

5月11日は久しぶりの入国後講習となりました。
ようやく技能実習生さんたちにお会いすることができました。今回の入国後講習は建設業と介護業の方々8名様です。(下は今回の入国後講習の様子)

私は、毎回、入国後講習で技能実習生さんたちとお会いできることがとても楽しみです。自己紹介して頂いたり、ご自分の趣味やご家族、好きな食べ物、日本の印象などを日本語でお話してもらったりします。

皆さん、日本語が上手なので驚きます。特に介護職の方は、「N4」程度が要件となっていますから、上手な方が多いです。



入国後講習の内容

ところで、入国後講習は、技能実習生が必ず受けなくてはならない講習です。
詳しくは以下のページをご覧ください。

入国後講習は、入国から約1ヶ月前後、研修センターでの「座学」となります。日本語をはじめ、日本で生活する上で必要な知識を学びます。

私は入管業務専門の行政書士なので、主に入管法や技能実習法を担当しています。その他、労働関係法令、社会保険、税金の講義は社労士の先生が担当されています。

私が主要テキストとして使っている教材は「技能実習生手帳」です。この手帳を使わなければならないのですが、この手帳は大変よくできています。内容がよくまとまっています。

この手帳を基本として、その他、厚労省、入管局、外国人実習機構のホームページにある関連ページの知識から補強資料など作っています。また、JITCOのテキスト等も、抜粋して使っています。

あとは、ニュースなどになっている技能実習生の関連記事を使いながら、「実習生の保護、犯罪、失踪」についての説明には時間をかけています。

私が、外国人の就労ビザの仕事をしていて、一番辛いのは技能実習生が失踪したり、犯罪に利用されたりすることです。ですので、この「実習生の保護、犯罪、失踪」のお話は、具体的に、実際自分が経験したことも交えて説明しています。

「技能実習生手帳」は技能実習機構のホームページからダウンロードできます(9ヶ国語あり)。また、送料を払えば無料で送ってもらえますよ。雇用主様も是非ご一読くださいませ。

 

水際対策の緩和:訪日観光客の受け入れ再開

ゴールデンウイーク明けから、水際対策の緩和ニュースが多くなってきました。
「入国上限2万人」「訪日観光客の受け入れ再開」など。
「2万人程度」への引き上げは、6月中に実施できる方向で調整に入ったらしいです。

そして、いよいよ、訪日外国人観光客の受け入れ再開とのこと。こちらも6月に再開する方向らしいです。これは観光産業界だけではなく、日本経済界が待ち望んでいたことだと思います。国内外の感染状況を見極めながら、経済の回復に向けて訪日観光客の受け入れが順調に進むことを祈るばかりです。

私は、コロナ前は、添乗員や通訳案内士としても業務していました。そのため、インバウンド業界の会社様から外国人を雇用するご相談を受ける機会が多かったのです。
今後の「訪日観光客の受け入れ再開」が順調で、外国人観光客数が増え、インバウンド業の会社様が、外国人を雇用するお役に立ちたいと思います。

もちろん、インバウンド業に限らず、何の業界でも、外国人の雇用と就労系のビザ(在留資格)のご相談は、外国人雇用の専門行政書士秋山治子まで、ご連絡くださいませ!

ご相談はお気軽に!お待ち致しております。

出典:
外国人技能実習機構HP(技能実習生の皆様へ)
神戸新聞:2022年5月7日1面「訪日観光客受け入れ再開」
神戸新聞:2022年5月12日1面「入国上限2万人に緩和」

2022年05月13日